水はけを考慮した駐車スペース・アプローチづくりとは

近年増えているのが夏場のゲリラ豪雨。年々、被害は激化しており、厚木市でも大雨への対応を考えて雨水管の整備をしたり、本厚木駅周辺の浸水対策として雨水を貯留できる施設整備を進めているそうです。



一般住宅で考えると、ゲリラ豪雨の被害として、玄関まわりのアプローチや駐車スペースが水浸しになってしまうということが挙げられます。

水はけがよくないとなかなか水が引かず、ぬかるみとなって足を取られる危険性が生じるだけでなく、カビ・コケやシロアリなどの害虫の発生につながり、不衛生な状態となってしまいます。


そこで今回は水はけを考慮した駐車スペースやアプローチづくりについてご紹介いたします。




■土間コンでつくる駐車スペースの水はけをよくする



駐車スペースの舗装には、「土間コン」と呼ばれる土間コンクリートが一般的に使われています。雑草対策としても有効で、砂利や土と異なりタイヤや車のボディを傷つけたり汚すことがありません。しかし土のように水を吸い込まない分、大量の雨が短時間で降ると水の逃げ場がなくなってしまいます。

したがって駐車スペースをつくる際は、水がたまらず流れていくように、勾配をつけて施工されます。勾配といっても目で見てわかるものではなく、平均的には2%。つまり1mに対して2㎝程度の角度ということです。このような水勾配は歩道にも施されています。


水はけを改良するのなら、デザインにもこだわりたいところ。土間コンクリートは打ちっ放しでもスタイリッシュに見えますが、もう少しデザインにこだわってみたいという場合には、目地を活用してデザイン性を出すのも手です。

土間コンクリートは気温の変化で微妙な膨張・収縮を繰り返すため、15㎡程度を基準として、目地を用いて区切ります。その目地には砂利やスタンプコンクリートなど、さまざまな素材や色をアクセントとして使えるので、アイデア次第でオリジナリティのある駐車スペースをつくることができます。




■水はけのよいアプローチにおすすめ、インターロッキング


駐車スペースと同じく水はけに注意したいのが、玄関まわりのアプローチ部分。

駐車スペースのように水勾配をつけるのは必須として、おすすめなのがインターロッキングです。


インターロッキングとは、レンガのような形のコンクリートブロックを地面に敷き詰める方法です。ブロックそのものが透水性が高いタイプもあるため、雨が降ってもブロックが水を通してくれます。さらに夏場は雨が降ったあと、水分を吸ったブロックが乾く時に周囲の熱を奪って蒸発する気化熱の原理で、涼しく感じられることも期待できます。


インターロッキングは水はけがよく強度があるという特徴に加え、色のバリエーションやサイズ、表面の風合いもさまざまですので、組み合わせ次第で個性あるデザインにもできれば、落ち着きある表情に仕上げることが可能です。

公園や歩道のような、子どもからお年寄りまで大勢の人々が行き交う公共空間でも用いられておりますので、安全面で信頼のおける素材であることがうかがえるでしょう。




■水はけ改良工事は業者の腕の見せどころ!


雨が降っていない時は気にならない水勾配ですが、実は施工は難しく、エクステリア業者の腕のみせどころ。敷地によっても条件がそれぞれ異なるため、熟達したテクニックが必要です。したがって水はけの悪さを解消したいとお考えの場合は、地元で信頼のおけるエクステリア業者に依頼するのが得策です。


エクステリアのエキスパートである愛産は、厚木市を拠点に近隣地域や神奈川県・東京都の一部で外構工事を手がけております。駐車スペースやアプローチ部分の水はけに関することはもちろん、ウッドデッキ、フェンス・ブロック工事、カーポートなどエクステリア工事に関して気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。