青空のもとティータイムを過ごしたり、星空の下でお酒をたしなむなど、家にいながらにしてさまざまな楽しみをもたらしてくれるテラス。このほか洗濯物を干したり、ペットやお子さんがいらっしゃるご家庭では遊び場として活用できて、何かと便利な存在です。
ただし、注意したいのがプライバシー。
道路からや近隣から丸見えですと目線が気になってくつろぐことができず、せっかくの楽しい時間もだいなしです。そこで今回は、テラスの目隠しとなるフェンスについてご紹介いたします。
■素材によって印象はさまざま! 素材を選ぶポイントは……?
フェンスと聞くと、どうしても無機質でデザイン性が乏しいイメージを抱かれる方も多いかと思います。確かにフェンスには、ブロックを積み上げた強固なものもありますが、それだけではありません。
ナチュラルな雰囲気のウッドフェンス、アンティーク風の鉄製フェンス、スタイリッシュなアルミのルーバー(格子)、軽やかでモダンな雰囲気のポリカーボネートなど、さまざまです。
■プライバシーを確保しつつ、風・光を通すことも忘れずに
フェンスを設ける時に注意したいのは、プライバシーは確保しつつ、適度に光と風を入れられる隙間があったほうがよいということ。敷地の周辺環境やお庭の広さにもよりますが、コンパクトなお庭でフェンスを隙間なく並べると、風と光が入らず、ジメジメと湿気がたまる部分ができてしまいます。わずかな隙間を設けるだけで、視線は通さずとも光・風を招く工夫ができることは心得ておきましょう。
ポリカーボネートは半透明で、光は通しながら視線を遮る便利な素材ですが、ルーバーやウッドフェンスと異なり、四角い面として使われることが一般的です。ただし、少しでも地面とポリカーボネートのフェンスの間に空間をつくるだけで、風通しが違ってきますよ。
人気のウッドフェンスですが、素材には経年で風合いが変化する天然木と、樹脂製の人工木があります。天然木は雨や紫外線で劣化し、定期的な塗り替えやフェンス自体の交換が必要になりますので、メンテナンスに手間のかからない人工木のほうがおすすめです。
また素材そのものはアルミでも木目調プリントを施したタイプもありますので、ご予算や耐久性などとあわせてプロに相談しましょう。色合いも、自然な茶色だけでなく、黒やベージュ、またカラフルなものなどさまざまな選択があるので選びがいがありますね。
■フェンスは毎日目に入るもの。家や庭との相性を考えて
フェンス選びでもう一つ注意しておきたいのは、家の外観との相性、そして家の中から庭越しにフェンスがどのように見えるか、ということです。
フェンス単体を気に入ったとしても、実際、毎日目にするのは、家の中から庭やテラスといっしょになって見える風景であったり、家の外観とセットになった状態です。極端な例ですが、スタイリッシュな雰囲気の家に伝統的な竹垣はミスマッチですし、和風の家に曲線を描いたヨーロッパ風の鉄製フェンスという取り合わせも、チグハグな印象を与えてしまいます。
好みや直感を信じることも大切ですが、あくまで家の外観や庭と相性のよいデザインを選ぶよう心がけましょう。
■フェンスのデザインは自由自在。ベストな選択はプロにお任せを
板状あるいはルーバーのフェンスは、縦に並べるか横に並べるかといったことだけでも、雰囲気がまったく変わって見えます。1枚ごとの幅や高さ、並べる間隔次第で、ラフな雰囲気にもなれば繊細な印象にもなりますので、家やお庭との相性を考えてプロに相談しましょう。
フェンスは、プライバシーを確保できる目隠しとして役立つだけでなく、防犯面で効果的であったり、敷地の境界を周囲に示せたり、お子様の道路への飛び出しを防げるなど、何かと便利な存在です。
エクステリアのエキスパートである愛産は、厚木市を拠点に近隣地域で外構工事を手がけております。目隠しとなるフェンスにはじまり、ウッドデッキやカーポートなどエクステリア工事に関して気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。