最近では線状降雨帯やゲリラ雷雨などの言葉が浸透し、恐怖さえ覚えるような大雨も珍しくなくなっています。季節を問わず落雷や雹の被害が観測されるだけでなく、桁違いの大雨や河川の氾濫による家屋への深刻な浸水被害も増加傾向です。一方で、浸水被害を軽減するために今からできる対策はあります。ここでは、台風や豪雨によって起こりがちな被害や、外構工事で家屋の浸水被害を予防する対策・方法をご紹介します。
【大規模工事・建替えが必要な場合も!】台風・豪雨による住宅被害とは?
台風・ゲリラ雷雨・線状降水帯による豪雨が住宅にもたらす被害には、さまざまな種類があります。まずは、近年増加している大雨によって起こり得る住宅被害をご紹介します。
大雨による被害①外壁などからの雨漏り
台風やゲリラ雷雨などで大雨が降った時に起こりやすいのが雨漏りです。外壁からの雨漏りでは、窓枠の周辺から雨がしみ出すのが一般的です。屋根のちょっとした傷・故障・劣化などから雨がしみ、天井から雨漏りすることもあります。雨漏り対策としては、周期的に外壁や屋根を専門業者に点検・補修してもらうことが重要です。
大雨による被害②床下・床上浸水
国土交通省によりますと、床下浸水とは宅地から50cmまでの高さまでの浸水被害です。床下浸水すると、床下に汚れた泥が流入するなどの被害が想定されます。一方、床上浸水とは、宅地から1m以上の高さに浸水被害が起きることをいいます。床上浸水した場合、家具・家電のほか、床・壁に使用された壁紙・床材・断熱材などが水を含んで使えなくなったり、停電が起きたりするのが一般的な被害です。また、浸水によってゴミが流れついたり、ゴミが増えたりして悪臭や疫病が発生するリスクもあるほか、木造建築は水がしみて構造自体が腐ってしまう被害も考えられます。
大雨による被害③排水溝の逆流
大雨が降ると、下水管が雨水でいっぱいになり、水の逃げ場がなくなることがあります。さらに雨が降り続けると、排水溝が音をゴボゴボという音を立てたり、最悪の場合は水が逆流してきたりする被害が見られます。大雨によって水量が増えたと感じた時は、大きめのレジ袋やゴミ袋などに水を入れて土のう状にし、排水溝にフタをしておくと逆流への予防効果が高まります。
大雨による被害④土砂崩れによる家屋半壊・倒壊
大雨によって地盤がゆるめば、その分土砂崩れが起きる可能性は高まります。土砂崩れが起きて家屋が壊れた場合、被災者生活再建支援制度を利用したとしても、土地の改良や家の建て直し・家財道具の買い直しなど大きな費用負担がかかります。また、転居を選んだ場合でも、高額費用がかかる事態は避けられないでしょう。
大雨による家屋の浸水被害を最小限に抑えるための対策・方法
外構(エクステリア)工事を行うことは、大雨による浸水被害の有効的な予防となります。ここでは家を建てる時に工事によって浸水被害を予防する方法のほか、すでにお家を建てた方が今からでもできる浸水被害対策工事をご紹介します。
盛り土をする
新築時、家本体の工事に入る前に、敷地に土を盛って高さを出しておくことで、大雨による浸水被害を一定以上予防することができます。その際、場合によってはコンクリートや鉄筋を用いて「擁壁」を設け、地盤を支えることも必要です。
家を高床にする
家を建てる際、高さのある基礎づくりや、柱を使って高床式の住居にすることで浸水被害を予防する効果が期待できます。あらかじめ、住んでいる地域の浸水リスクを調査し、予想される浸水被害よりも高くすることが重要です。
外壁を耐水仕様にする
外壁などからの浸水を予防するために、もともと耐水性の高い壁・建材を選んで家を建てることも、浸水被害を最小限に抑えるための対策となります。ほかにも、玄関の前などに水をせき止める「止水板」を設置すると浸水対策に効果的です。
【すでに家を建てた方におすすめ!】コンクリート塀で囲む
すでに住宅を建てた方にもできる浸水予防としておすすめなのが、コンクリート壁でお家を囲む工事です。下水道工事でコンクリートが採用されていることからもわかるように、コンクリート塀は水密性が高く、浸水被害への大きな予防効果を発揮します。効果が期待できるレベルはそれぞれの住宅の条件によって異なりますが、大雨によって、家屋に大きなダメージを与える水深数10cm程度の浸水対策としては、コンクリート壁工事は大変おすすめです。また、駐車場などの開口部分に門扉を設けることも水をせき止める対策となります。水害に対するコンクリート壁の有効性についてはさまざまな自治体の取り組みにおいても活用されています。
まとめ
ゲリラ雷雨も珍しい現象ではなくなった昨今ですが、浸水による住宅被害は経済的・精神的ダメージが大きいため、あらかじめ対策をしておくのが賢明です。土のうでは最近の豪雨には対処できないケースもあるため、エクステリア工事で本格的な浸水対策を考えることも重要です。本格的な台風シーズンを迎える前に、水を食い止めて浸水被害を最小限に抑えるコンクリート壁・門扉工事を検討されてみてはいかがでしょうか。
有限会社愛産は、神奈川県厚木市に本社を置くエクステリア工事のプロフェッショナルです。豊富な実績・経験による上質な外構工事で、台風・豪雨で起こり得るお客様の住宅被害を最小限に抑えるために尽力するとともに、安心と納得のリーズナブルな施工を心がけております。神奈川県エリアにお住まいの方はもちろん、東京都エリアにも一部ご対応可能です。浸水予防・デザイン性の両立を外構工事で実現されたい方は、ぜひ一度お気軽に有限会社愛産までお問い合わせください。