お庭づくりにおける大きなポイントの1つが、「お庭をどのような素材で覆うか?」です。土をむき出しのままにしておくのも選択肢に入りますが、見栄えや雑草対策・雨水対策を考慮すると、しっかり施工しておくのが望ましいでしょう。その代表的な方法が「土間コンクリート」です。ここでは、土間コンクリートのメリット・デメリットや、後悔しないためのポイントをご紹介します。
■土間コンクリート以外のお庭のリフォーム方法
庭の施工方法は、コンクリートだけではありません。他の代表的な方法としては「芝」と「砂利」があります。そこでまずは、比較対象である芝と砂利のメリット・デメリットを簡単に確認しておきましょう。
・芝(天然芝)
芝は緑が美しく、目に優しい色合いが楽しめるのが大きなメリットです。自然との触れ合いにもなる他、日光の照り返しが少ないため、夏でもあまり暑さを感じません。一方、植物であるがゆえに定期的な芝刈りや雑草取りが必要で、お手入れの手間がかかります。枯らしてしまうとかえって見た目を損なうことや、害虫の発生にも注意が必要です。
・砂利
砂利はリーズナブルなのに加え、色や形を自由に選んで自分好みのデザインにできるのが魅力です。水はけがいいので、雨が降った時も水たまりやぬかるみができにくく、上を歩くと音が鳴るため防犯対策にもなります。しかし、上をほうきで掃くのが難しいことから、落ち葉などのゴミは手で回収しなければなりません。また、砂利がずれて地面が露出した場所は直さなければならないなど、意外とメンテナンスの手間がかかります。
■庭を土間コンクリートにするメリットとデメリット
芝と砂利の特徴を押さえたところで、本題である土間コンクリートのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。芝や砂利と比較しつつご確認ください。
・メリット
土間コンクリートの大きなメリットは、雑草が生えてこなくなるため処理の必要がなくなることです。抜いても抜いても雑草が生えてくるので、対策に苦労している方も多いでしょう。そんな時は思い切って土間コンクリートにすれば、草むしりの負担から解放されます。もちろん、虫も寄って来ません。
また、土間コンクリートは掃除がしやすく、ホコリ・ゴミ・落ち葉などを簡単に取り除けます。汚れも水洗いできますし、水はけがいいので雨の後に水たまりができることもなく、地面がぬかるんでしまうこともありません。さらに、耐久性が高いので車が上に乗っても問題なく、駐車場として使いたい場合にも向いています。
・デメリット
土間コンクリートは日光の照り返しがきつく、熱を蓄える性質もあるため、夏場は暑く感じやすいというデメリットがあります。芝は一面の緑で涼しげな印象を出せますが、土間コンクリートは見た目も殺風景なので、余計に暑く感じるかもしれません。夏の暑い日は打ち水で対策するといいでしょう。
また、地面をコンクリートで覆ってしまう関係上、ガーデニングができなくなるという欠点もあります。一部のみを土間コンクリートにするという方法もありますが、それでも植物の生育に影響するかもしれません。土間コンクリートと植栽・ガーデニングを両立させたい時は、お庭づくりに詳しい業者に相談するのがおすすめです。
■お庭の工事で後悔しないためのポイント
お庭の工事で失敗してしまうと、やり直すためには費用と手間がかかります。後悔しないためには、計画的に工事を行うことが大切です。そこで、以下の2つのポイントを押さえておきましょう.
・リフォームの目的を明確にする
リフォームをする時は、まず目的を明確にしておくと成功しやすくなります。たとえば、「お庭のお手入れを楽にすること」が目的なら、土間コンクリートのメリットを大いに生かせるでしょう。一方、涼しさやガーデニングの楽しさを重視するなら、芝の方がいいかもしれません。ご家族や施工業者とも相談して、「お庭に何を求めるのか」を掘り下げてみてください。
・今後のライフスタイルを考慮する
ライフスタイルが変化すれば、お庭に求めるものも変わります。今は仕事が忙しくても、将来時間の余裕ができればガーデニングに興味が湧くかもしれません。逆に、今はお庭のお手入れをする余裕があっても、将来は体力的にきつくなったり、小さな段差がストレス要因になったりする可能性があります。
土間コンクリートであれ芝であれ、一度作ったお庭は長く付き合うものです。10年後~20年後のライフスタイルを想像し、使い方やお手入れの負担、動線などを考慮した上で設計するのが望ましいといえます。理想的なお庭づくりのためにも、まずは経験豊富な専門業者に相談してみましょう。
神奈川県厚木市の愛産では、お庭づくりや外構に関するサービスを幅広く承っております。土間コンクリートの施工実績も豊富で、デザイン性と機能性を両立させた、質の高いお庭づくりが可能です。
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