夏の足音が遠のき、秋の気配が漂う今日このごろ。日の入りも、だんだん長くなってきていますね。
少し前までは仕事帰りもまだ明るかったのに、厚木市の9月中旬の日の入りは、17時30分近く。夜も、25℃前後と、だいぶ過ごしやすくなっています。
こうした季節は、ベランダやウッドデッキで過ごすのにうってつけ。お月見はもちろん、虫の涼やかな声に耳を傾けながら読書にふけったり。夜風に吹かれてお酒を味わい、しっとり大人の時間を過ごすのも素敵ですよね。
今回はそんな秋の夜長を演出する、「ガーデン照明」についてご紹介します。
■お庭をライトアップする4つのメリット
ガーデン照明って、暗がりを明るくするだけのものと思っていらっしゃいませんか? 実は、こんなお役立ち効果があるのです。
1. 防犯対策
敷地に灯りがともっていると、不審者への防犯効果が期待できます。
2. 足元の安全確保
暗い足元や段差のある場所を照らすことで、安全に夜のお庭を楽しむことができます。
3. 贅沢な演出効果
昼間とは雰囲気が変わり、ぐっと贅沢に見せる演出効果が。道から見える家自体にも、ハイクラスな印象を与えます。
4.お庭のアクセントとして
昼間は照明器具そのものが見えて、お庭のアクセントに。洒落たデザインの照明を選んで、雰囲気づくりにも。
■ガーデン照明を選ぶときの注意点
ひとくちにガーデン照明といっても、デザイン・機能・用途はさまざま。これから取り付けるのなら、コンセントや配線も気になりますよね。種類や選び方、チェックしておきたいポイントをまとめました。
■コンセントや配線は必要?
コンセント位置や配線を考えずともよい、ポータブルな照明もあります。乾電池タイプや、ソーラーパネルで蓄電させて好きな場所における、取り付け工事不要の照明です。
ただ、タイマー式の照明を使う場合や、足元の安全性や防犯、庭の演出などを考えるのなら、きちんと電気の配線計画を練るのがおすすめです。
■電球は初期費用とコストパフォーマンスを考えて
大きくは3つの選択があります。
まずは「白熱球」。点灯寿命は短めですが、価格が安く、切れても簡単に交換することができます。
そして現在、広く普及している「蛍光灯」。白熱球に比べると価格は高いものの、長寿命。電気代が安く、省エネという特徴があります。
3つ目は、最近、耳にすることも多い「LED」。三つのなかで価格はもっとも高いものの、きわめて長寿命な電球です。長い目で見れば、省エネ・電気代の面からコストパフォーマンスにすぐれる向きも。ほかの電球に比べ、虫が集まりにくいという効果もあります。
■光を演出する照明の種類
どの照明をどの場所につけるか、光を操るさじ加減ひとつで庭の見え方も違ってきます。
「フットライト」は、デッキやアプローチなどに設け、足元を照らす照明です。地面に埋め込んで、その上を歩けるタイプも出ています。
これに対して、「アッパーライト」は上に向かって光を放つ照明。テラスの壁上部などに固定して、庭先を照らします。
「スポットライト」もガーデン照明ではよく使われます。樹々などに取り付け、シルエットを浮かび上がらせるなど、特定の場所を照らす照明です。
そして「ボラードライト」。地面に置くタイプの円筒形の照明で、まわりの植栽をやわらかく照らします。
■電気代も手間も省けるタイマー・センサー照明
毎日の点灯・消灯の手間を考えたら、タイマーやセンサー式照明が便利。省エネで、電気代の節約にもお役立ちです。オン・オフの切り替えには、大きく分けて3つの種類があります。
まずは「人の動きに反応するタイプ」。これは熱源(人)に、赤外線センサーが反応する人感式です。万が一、不審者が侵入しても点灯するので、防犯効果も期待できます。
「明るさに反応するタイプ」も。日が落ちて一定の暗さになるとセンサーが働くもので、季節ごとに点灯時間を設定しなくてもよいメリットが。防犯上、常夜灯として一晩中灯りをつけておきたい場合にも役立ちます。
そして「時間で設定できるタイプ」。点灯・消灯する時間帯を設定できるタイマー照明です。センサーと組み合わせて、暗くなると点灯し、設定した時間が経てば自動消灯するタイプもあります。
■秋だからこそ味わえる、贅沢な時間を夜の庭で
秋は、お庭がとてもきれいに見える時期。猛暑で疲れた草花や樹々が、ほっと息を吹き返します。夕暮れ時から夜にかけての気持ち良さも、また格別です。
そんな秋の夜を贅沢に、また安全に楽しむうえで、お役立ちなのがガーデン照明。
地元・厚木の気候風土と庭づくりを知り尽くした当社に、ぜひご相談ください。