自宅に車を停めている時、雨ざらしだと車の劣化や汚れが気になることはございませんか?かといって、ガレージを設置するのはお金がかかりそうだし気が引ける…。そんな時には手軽に愛車を守る「カーポート」は如何でしょうか。
1.カーポートとは?
カーポートとは、屋根と柱だけで構成された駐車施設のことを指し、全面を囲われたガレージとは区別されます。
ガレージよりも安く、かつ短納期で設置することが出来るのが最大の特徴です。
2.カーポート設置によるメリット
・雨風や糞害、紫外線を防ぐ
雨や鳥の糞が直接かからないため、汚れにくくなるということはもちろん、それらの放置によって起こる、サビや腐食も防ぐことができます。
またあまり知られていませんが、晴れの日の紫外線も車に使われたプラスチックやゴム類を劣化させる原因となります。屋根があるのとないのとでは、車の寿命が大きく変わると考えておきましょう。
・冬場の霜や結露を低減する
寒い冬場にはフロントガラスから逃げていく熱を屋根が抑えてくれるため、霜の発生や結露を防ぐことができます。
特に南関東圏内程度の寒さであれば、霜や結露はほぼすべて抑えられると言って良いでしょう。
・夏場の車内温度上昇を抑える
夏場の炎天下に車を停めておくと、車内に入っていられないほど暑くなっていることがありますよね。あまりにひどい場合は車内パーツを溶かしたりということも起こり得ますが、直射日光をカットするだけで、車内の温度をかなり抑えることが可能です。
乗車してすぐにクーラーをガンガンに効かせることもなくなるので、省エネにもなります。
3.設置上の注意
カーポートのサイズはなるべく余裕をもって設計するようにしましょう。特に敷地面積や高さに制限がある場合、実際に設置してみると思ったより駐車がしにくかったり、ドアが開けられない配置になったりということもありえます。
構造次第では近隣の住民の方にも影響が出ることもありますし、年に何度かは来る台風のことを考えて強度計算も必要です。しっかりと専門家の意見を取り入れて検討されることをおすすめします。
4.まとめ
カーポートはガレージよりも手軽で、しっかりと車を守れるコストパフォーマンスに優れたものです。毎日のことなので目立たないですが、車を雨ざらしにしておくと少しずつですが確実に車の劣化を早めてしまいます。
洗車のペースや車の買い替えを考えると、十分メリットになり得るものですので、是非一度ご検討されてはいかがでしょうか。