新築外構で失敗しないためのポイントを3つ紹介!

新築住宅を建てるとき、家をメインに考えることが多いかと思います。しかし、これまで家を建てた方の中には、外構部分についての失敗談が多く聞かれます。


快適な空間に仕上げるためには、まず家でどのような暮らしを送りたいのかをはっきりさせることが大切です。例えば、快適な家にしたいのであれば、日当たりや断熱性、風通しなどが重視されるでしょう。防犯面に重点を置くと、フェンスや防犯カメラ、門扉などを設置するのが効果的な対策です。子育てに向いた生活環境を希望される方は、治安や教育環境、最寄り駅からの距離などもチェックされるでしょう。これらの希望を基にしながら、内装・外装・外構を検討されることをおすすめします。


新築での外構工事にかかる費用は、全体にかかる費用の10%程度とすると、バランス良く設置できると言われています。相場として、門周りがおよそ15万円から30万円程度、玄関アプローチが10万円から15万円程度、塀囲いが50万円から100万円程度、フェンスが40万円から60万円程度、駐車場(2台設置)が50万円から100万円を見積もっておくと良いでしょう。



■勾配や段差

外構に勾配や段差を設けるのは、雨水が溜まるのを防ぐためです。雨水が溜まると、台風や土砂降りの日に外出ができなくなるおそれがあります。外構工事は、デザイン性が重視されることも多いのですが、雨水が溜まらないよう機能性も兼ね備えていないといけません。


駐車場には、最低でも2%から3%の水勾配をつける必要がありますが、3%であれば1mで3cm上がることを意味しています。奥行が5mある駐車場ならば、高低差が15cm生まれることになります。水には表面張力という力がはたらくため、勾配がないと水が流れないのです。

また、玄関アプローチは庭の中にあることが多いため、本来2%以上必要な勾配を確保できない場合が考えられます。この場合、アプローチの中心から左右へ水が流れるよう、かまぼこ型にする方法があります。


土地によっては、道路よりも敷地が低いケースも見られますが、逆勾配となることで雨水が建物の方向へ流れ込んでしまいます。これを防ぐために、側溝を設ける対策の検討も重要です。


建物と外構の配置バランスや、勾配や段差をどのくらいつけたらいいかなど、外構業者としっかり打ち合わせすることが必要です。



■メンテナンスを考慮して外構面を考える

外構を設置するとき、どうしても見た目や費用が気になるかと思います。しかし、汚れやすさや耐久性などによって、設置したのちどのようなメンテナンスが必要なのかも、設置の段階で分かる部分を把握しておく必要があります。


メンテナンス性を考慮せずに、デザインや価格を重視して外構を選ぶと、年数が経ってからメンテナンス費用が高くなってしまったり、頻度が増えてしまったりする可能性もあるのです。


例をあげると、天然木でできたウッドデッキの手入れを怠ったために、設置後数年でボロボロになってしまったり、アプローチに使っているタイルがひび割れを起こしてしまったりという事例があります。

外構の素材を決める際には、費用や見た目、使いやすさとあわせて、耐久性やメンテナンスの頻度なども加味することがポイントです。どのような素材やエクステリアが合っているのか、外構専門業者と相談して決めるようにしましょう。



■まとめ

新築外構で失敗しないためのポイントを紹介しました。建物と外構は、できるだけ同じ時期に検討を始めることをおすすめします。


有限会社愛産は、厚木市に拠点を構え、湘南地区や鎌倉、逗子などで外構工事を専門に行っております。新築時の外構工事のご相談や見積もりなどにも、もちろん対応しております。

外構面でお困り事がある方は、ぜひ一度有限会社愛産へご相談ください。